喘息について誤解していませんか?
「喘息だから、咳が出るのは当たり前。ゼーゼーするのは当たり前。」
あなたはこのように思っていませんか?
咳が出ることが当たり前になって、ご⾃分の症状に合わせて⽣活している喘息患者さんがたくさんいらっしゃいます。でも本当に、症状があることは仕⽅がないことなのでしょうか。また、症状が出たときに発作を⽌める薬(発作治療薬)で症状がしずまれば良いと思われている⽅もいらっしゃいますが、これが喘息を改善している状態なのでしょうか?
これらは喘息に対する⼤きな「誤解」です。
多くの⽅は喘息を患っていなくても、「喘息」という⾔葉や、⼤体の症状についてはご存じだと思います。にもかかわらず、喘息の治療について、このような「誤解」が多く残っています。
なぜ「誤解」が⽣じるのか、喘息はどのように治療し、どこまでよくすることができるのか。
喘息治療の歴史とともに、お話します。