喘息(ぜんそく)の正しい知識と治療についての総合サイト

監修:国際医療福祉大学臨床医学研究センター教授/山王病院アレルギー内科 足立 満 先生

ABOUT ASTHMA 喘息とは

喘息(ぜんそく)の検査

呼吸機能検査(スパイロメトリー)

喘息を診断したり、状態をチェックするために検査を行います。
検査はいくつか種類があり、症状や年齢、目的にあわせて、ひとつまたは複数の検査を行います。

スパイロメトリーは、スパイロメーターという機械を使い呼吸機能を調べる喘息の基本的な検査です。
まず息を思いきり吸い込み、次に力いっぱい吐きます。この時、息を思いっきり吸ったときの肺活量(努力性肺活量)、吐き始めてから吐き終わるまでの時間、吐くスピードを、機械が測定します。
最初の1秒間で吐き出した空気の量を1秒量(FEV1)といい、この値が喘息の重症度の基準となります。喘息の方の場合、肺活量や1秒量は正常値より低くなる場合があります。

フローボリューム曲線
努力性肺活量をグラフにすると図のような曲線が得られ、これをフローボリューム曲線といいます。この図からどのような病気かが分かります。また、力いっぱい息を吐き出したときの息の強さ(速さ)の最大値のことを「ピークフロー(最大呼気流量)」といい、この値が喘息管理に役立ちます。

健康の人喘息の人

喘息の方の場合、症状がある時は、気道がせまくなり、痰がからんでいて息を吐くスピードが遅くなるため、ピークフローの値は小さくなります。肺活量も小さくなる場合があります。そのため山がへこんだ形になります。
ピークフローは、ピークフローメーターという機械を用いて自宅で簡単に測定できます。喘息は自己管理が大事な疾患です。自分の呼吸機能を知るためにピークフローをチェックしましょう。

ピークフローメーター
※機械により測定値が異なるので同じ機械を使って測定します。

ミニライトパーソナルベストバイタログラフアセス

気道過敏性試験

発作をおこしやすくする薬を使って、どのくらいの濃度で発作がおこるかにより、気道の過敏の程度を測定します。重症な人ほど気道過敏性が高く、治療すると低くなります。

血液検査

どのアレルゲンに対してアレルギー反応が起こりやすいかを確認するテストです。RAST法とMAST法があり、どちらの検査も採血した血液とアレルゲンを反応させて、アレルゲンに対する抗体(特異的IgE抗体)が検出されるかどうかをみます。RAST法という血液検査では、6段階でアレルギー反応の強さを見ます。MAST法では、一回に26種類ものアレルギーについての検査ができます。

皮膚反応テスト

血液検査と同様に、特定のアレルゲンに対してアレルギー反応が起こりやすいかどうかを確認する検査です。疑いのあるアレルゲンエキスを皮膚につけて反応をみます。かゆみや腫れが出た場合、その物質をアレルゲンと特定できます。

胸部レントゲン検査

喘息と同じような症状を持つ他の呼吸器疾患との判別や、肺炎などの合併症を知るために行う検査です。

その他の検査

必要に応じて、心電図検査や心エコー検査、胸部CT検査、気管支鏡検査などを行います。

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